とんぼグラスをフルーツやデザートのグラスとして
アラベスク片口を抹茶椀として
アラベスク片口を抹茶椀として
過日、熊本鶴屋さんの宮澤さんの作品展で、その中のひとつのジュエリーグラスに目が惹き付けられ購入しました。その後、どうしても家族分揃えたくなり、翌日作品展に出かけて追加で二個買い揃えました。とにかく、とてもとても気に入り、やはり無理してでも家族分買い足して本当に良かった!と心から思いました。
このグラスで先日黄金色の烏龍茶を飲みましたが、グラスの脚の色味と相まって、まことに見目麗しい感じでした^^ 子どもには「お母さん、ずっと、グラスいいね、そればっかり言ってる」と呆れられているくらいです。昨年からコロナ禍で家での時間が増えましたが、このグラスのお陰で随分お茶の時間が楽しいものとなりました。
こうなってくると、専用のコースターも欲しくなってきました。
私と宮澤さんのガラスの器との出会いは、横浜で人気のお鮨屋さん、広典さんでの事でした。
広典さんは、宮澤さんの工房がある鹿児島出身の若き鮨職人、上野広典さんのお店です。 まだ、オープンして数年ですが、横浜の鮨通の間で評判のお店で既に予約困難店となっています。
広典さんが、修行された鹿児島のお店で宮澤さんの器が使われていたご縁で宮澤さんの器を使うようになったのだとか。私が広典さんを初めて訪れた時に出逢った、季節を彩る色とりどりの料理に勝るとも劣らない輝きを放つ宮澤さんのガラスの器。一瞬にして心を奪われてしまいました。いわゆる一目惚れです。 その後も広典さんを訪れる毎に、その個性的なフォルムや鮮やかな色彩に目を奪われ、益々その虜となりました。今では、宮澤さんの器を使って広典さんの料理を味わう事が、広典さんに伺う際の楽しみのひとつとなっています。 年に一度の横浜での宮澤さんの個展にも毎年足を運び、自宅でも宮澤さんの器でガラスのある生活を愉しんでいます。
酒食ライター&TV番組リサーチャー
唎酒師・日本フードアナリスト協会認定講師
大作和弘(おおさくかずひろ)
「さくらんぼが光ってる」
「ゼリーの中にある泡がきれい」
ガラスの器の中に彩られた食材を見て、我が家の子供たちは「食べものは目で見て美しい」という感覚が自然と身につき、「食材」+「器」の関係の重要性に早くも気づいています
そして、母のわたしは、週末、宮澤先生のグラスに注がれた大好きな日本酒を、目で愉しみ、グラスを手で握る感触を愛おしく想い、1週間の疲れを癒しています。